モンシロチョウがひらひら飛んでいるのを見ると、春だなぁと感じませんか。モンシロチョウは蛹の姿で越冬し、春になって暖かい日が続くと羽化して成虫になります。
このように季節の変化と生態が密接につながっている生き物は、気象庁によって気象生物季節観測の指標に指定されています。他に桜前線として有名なソメイヨシノの開花やウグイスの初鳴き、ツバメの飛来なども春を告げる現象ですね。
昔の人は、より自然と深くかかわって生活していたのでしょう。この時期をしっかりとらえて啓蟄と呼んでいました。
モンシロチョウは井の頭周辺では例年3月上旬ごろに羽化していますが、年によって2月下旬だったり、3月下旬だったりしますし、もちろん九州では早く、東北では遅いのが通例です。今年はどうでしょうか。
暖かい日が続いたら、ぜひモンシロチョウの姿を探してみませんか。毎年のデータを積み重ねると、その年の気候の特徴や、地域の気候変動なども見えてくるかもしれません。
追記:
井の頭公園の近隣にある練馬区の立野公園では、3月6日にモンシロチョウが観察されたそうです。また、私も、本日(3月17日)杉並区で初見しました。強い風に抗して、元気に飛んでる蝶の姿に勇気づけられます。みなさんもぜひ探してみてください。
おはるさん、ごぶさたしています。
返信削除モンシロチョウ検索にて来ました。
本年もよろしくお願いします。
grassmonblueさん、こちらこそご無沙汰しています。
返信削除毎年grassmonblueさんの集計を楽しみに拝見しています。
昨日は初夏の陽気だったかと思えば、今日は今雪が降っています。
こんなに気温の上下が激しい年は、羽化の時期を予測するのもなかなか難しいですね。