アカシジミはミドリシジミ亜科に属するシジミチョウで、普通のシジミチョウより少し大きめです。この仲間は特別にゼフィルスと呼ばれることがあります。ギリシア語zephyrus(西風)が語源だそうです。
ゼフィルスの仲間は、5月末から7月上旬の一時期にしか成虫が見られこと、きれいな色のものが多いことなどから、蝶の愛好家には人気です。日本には25種ぐらいいるそうですが、大抵は高地などにいる種類です。井の頭では平地性の3種しか見たことがありません。このアカシジミとウラナミアカシジミ・ミズイロオナガシジミです。
みなさんもぜひこれら3種のシジミチョウを探し、年に一度のゼフィルスの季節を楽しんでください。井の頭でゼフィルスを見つけるには、コナラやクヌギの木やその下草を探すか、成虫が好んで蜜を吸いに来るクリの花で待つかするとよいと思います。
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